2008/12/27

編集会議 2009/2

浅野いにおさんの特集に伊坂さんがコメントを寄せられています。




編集会議 2009/2


2008/12/26

with 2009/2

Book クリニック 伊坂幸太郎先生 今月の処方箋 「モダンタイムス」




with 2009/2




今月のお悩み『アキバ系の兄のことを彼が理解してくれません』



自分の好きな人が好きなものって、好きになるじゃないですか。『私にとってこれだけいい兄なんだから、いずれ彼も絶対に分かってくれるはず』って思っていればいいんじゃないでしょうか。かなり、つらいですけど。ただ、『兄はこんなに良いところがあるんだよ』とアピールすると、彼は抵抗を感じちゃうかもしれないので、それはやめたほうがいいように思います。



2008/12/25

an an 2008/12/31・1/7 No.1641

an an 2008/12/31・1/7 合併号の"2008年のMVPに会いたい!"という特集に伊坂さんのインタビューが掲載されています。

an・an 2008/12/31・1/7 No.1641

2008年のMVPに会いたい!




an・an 2008/12/31・1/7 No.1641



企業や個人の利害で動く世の中のシステム。その見えない敵に対抗しようとする人々を描いた物語。これまでは、物語をきれいに終結させて読者に喜んでもらいたい、との気持ちが先行していたという。それが、自分の書きたい欲求に従って書いてみる方向へと変わってきた。


「もやもやが残るラストでも、僕なりに納得できるものを書こう、と思ったんです。結果、読者にわからないって怒られても仕方ないかな、と。だって、書きたくなっちゃったんだから」



2008/12/12

映画「フィッシュストーリー」 HP更新

映画「フィッシュストーリー」のHPが更新されました。伊坂さんと、音楽プロデュースをされている斉藤和義さんもコメントを寄せられています。

このミステリーがすごい! 2009

このミステリーがすごい! 2009
「このミステリーがすごい! 2009」でゴールデンスランバーが国内1位に。作家別得票でも2位に。伊坂さんのインタビューも掲載されています。【clapさんに教えていただきました。ありがとうございます。】

ミステリが読みたい! 2009

ミステリが読みたい! 2009
「ミステリが読みたい! 2009」 でゴールデンスランバーが国内1位に。伊坂さんのインタビューも掲載されているそうです。【skyさんに教えていただきました。ありがとうございます。】

2008/12/11

本の雑誌 2009/1

今月の一冊 本屋大賞の副賞を使い、仙台の書店で買い物する。




本の雑誌 2009/1


本屋大賞の副賞、10万円の図書カードで購入した本が紹介されています。




「ナンバーファイブ」3~8巻
松本 大洋

「通訳」
ディエゴ・マラーニ/橋本 勝雄 訳

「カーブボール」
ボブ・ドローギン/田村 源二 訳

「Dr.スランプ 完全版」1~15巻
鳥山 明

「収容所群島」1~6巻
A・ソルジェニーツィン/木村 浩 訳

「パイの物語」
ヤン・マーテル/唐沢 則幸 訳

「琥珀のかがり火」
ウロルト/牧田 英二 訳

「過去からの弔鐘」
ローレンス・ブロック/田口 俊樹 訳

「冬を怖れた女」
ローレンス・ブロック/田口 俊樹 訳

「一ドル銀貨の遺言」
ローレンス・ブロック/田口 俊樹 訳

「聖なる酒場の挽歌」
ローレンス・ブロック/田口 俊樹 訳

「慈悲深い死」
ローレンス・ブロック/田口 俊樹 訳

「死者の長い列」
ローレンス・ブロック/田口 俊樹 訳

「処刑宣告」
ローレンス・ブロック/田口 俊樹 訳

「皆殺し」
ローレンス・ブロック/田口 俊樹 訳

「死者との誓い」
ローレンス・ブロック/田口 俊樹 訳

「死への祈り」
ローレンス・ブロック/田口 俊樹 訳

「無痛」
久坂部 羊

「バンドライフ バンドマン20人の音楽人生劇場独白インタビュー集」

「プロパガンダ教本」
エドワード・バーネイズ/中田 安彦 訳

「至福のとき」
莫 言/吉田 富夫 訳

「四十一炮」
莫 言/吉田 富夫 訳

「聡辱」
J・M・クッツェー/鴻巣 友季子 訳

「マイケル・K」
J・M・クッツェー/くぼた のぞみ 訳

「夷狄を待ちながら」
J・M・クッツェー/土岐 恒二 訳

「西遊記」1~10巻
中野美代子 訳

「野坂昭如コレクション」1~3巻

「島田荘司全集」1~2巻

「クローズアップ 虫の肖像 世界昆虫大図鑑」
クレール・ヴィルマン/フィリップ・ブランショ/奥本 大三郎 訳


本の雑誌 2009/1

2008/12/06

このミステリーがすごい! 2009

国内編 第1位 著者インタビュー






このミステリーがすごい! 2009



  • 単行本 ¥ 500






今の一番の目標とか、そういうものはありますか?



昔、親から、本を一冊出すことは甲子園に出るのと同じくらいの勲章だぞ、と言われたことがあるんですけど、確かにそうなんですよね。そういう意味では、僕は何回も甲子園に出たような感じで、それだけでも充分恵まれていると思います。だから、もっと売れたい、もっと有名になりたいという感じでもないですし、デビュー当時の無邪気さはないにしても、小説が好きだから書いていたくて、それができるだけ長く続けばいいなあ、という気がします。



2008/12/03

Cut 2008/12

Cut 2008/12
11/16発売の Cut 2008/12 に伊坂さんのインタビューが掲載されています。【nodaさんに教えていただきました。ありがとうございます。】

ダ・ヴィンチ 2008/12

ダ・ヴィンチ 2008/12
11/6発売のダ・ヴィンチ 2008/12に伊坂さんのインタビューが掲載されています。【しょうさんにおしえていただきました。ありがとうございます。】

2008/11/20

Cut 2008/12 No.238

問題作!?『モダンタイムス』に問う、気鋭作家の挑戦とは。




Cut 2008/12 No.238


「僕は自分の好きなものを書くっていうのを守る一方で、独りよがりにもなりたくないと思うから、やっぱり読む人をがっかりさせたくないんですよ。だけど、全部合わせるつもりは当然ないから、そのバランスが難しいんですよね。それはいつも手探りで不安なんです。でもね、しばらくはそういう、ちょっと僕寄りになるというか、読者はある程度がっかりするかもしれないなあっていう作品が続きそうな気がしてるんです(笑)。読者は減っていくんだろうな、と少し思ってます」



2008/11/18

ミステリが読みたい! 2009

ゴールデンスランバーが国内1位に。伊坂さんのインタビューも掲載されています。






ミステリが読みたい! 2009



  • 単行本 ¥ 700





2008/11/07

ダ・ヴィンチ 2008/12

今月のブックマーク 「モダンタイムス」 伊坂幸太郎




ダ・ヴィンチ 2008/12


「これまでの作品では、自信がないこともあって物語の畳み方だけでも綺麗にしようと考えていました。しかし、それだと物語が小さくなってしまう。いかに物語を大きく広げたままで終わらせるか、ということを今後は考えていきたいですね」



2008/10/23

小説現代 2008/11

「モダンタイムス」刊行記念 ロング・インタビュー




小説現代 2008/11



僕は最初の頃の作品は、割とテクニカルに見える、「きっちりパズルのように閉じる」小説を書いてきたので、そういう部分が好きで読んでくれている人も多いだろうとは想像しているんです。ただ、自分自身は割りと大雑把で、綺麗に畳まれることにそれほど関心がないんですよね。パズルみたいなのって嫌いなんですよ(笑)。なので、最近はもう、「物語を畳まなくて、満足感を与えることのできるものを書きたい」と思って、その思いで、『ゴールデンスランバー』と『モダンタイムス』は書いたんですよね。それと、初期の小説では、現実社会で悪がはっきりしないからこそ、「フィクションの中でくらいは、悪をはっきりさせて勧善懲悪でいいじゃないか」と考えていました。でも、やはり『ゴールデンスランバー』の前に十三作の小説を書いているうちに次第に変化してきたんですよね。現実そのものを書きたいわけではないんだけど、実際の悪は複雑でわかんないよね、みたいなことをフィクションの中に書いて、しかも納得してもらいたいという気持ちがあるのかもしれません。



小説現代 2008/11

小説現代 2008/11号 に「モダンタイムス」刊行記念ロングインタビューが掲載されています。

2008/10/16

モダンタイムス



「モダンタイムス」



  • 2008/10/16

  • 講談社

  • 単行本

  • ¥1,785



「モダンタイムス」特別版



  • 2008/10/16

  • 講談社

  • 単行本

  • ¥2,835





検索から、監視が始まる。


2007/4~2008/5 講談社 『モーニング』 で連載されていたもの。



特別版には花沢健吾さんによる連載時の全イラストも掲載されている。



2008/10/15

QuickJapan vol.80

『モダンタイムス』刊行記念対談 伊坂幸太郎×花沢健吾




QuickJapan vol.80


花沢 「挿絵は毎週小説が届くたびに読んで描く、という状態だったので、毎回スリリングでした。最初の頃は定規を使わないで背景を描いてみたり、試行錯誤しながら描いていたので、全体の統一感を考えると若干申し訳ないことになってるんですが・・・


伊坂 「トライしてくださったってことですよね。僕も毎回毎回阿、花沢さんがどんな絵を描いてくれるのかワクワクしていましたし、それに絵で小説が補強される部分もすごくあるんですよ。


花沢 「描いていると楽しくなっちゃって、小道具とか、未来感とか、イメージが膨らんでいっちゃうんです。そこを自由に描かせてもらえたので、助かりました。


伊坂 「そうそう、未来感!コップに広告が出てくる、というのは花沢さんのアイデアで、その絵を見て小説を書き直したんですよ。他にもいっぱい、絵からのフィードバックはありました。そういえば、主人公の渡辺君は顔を見せない、というルールは最後まで通されましたね。


花沢 「そこは一番悩みました。僕自身、主人公の顔のイメージがどうしても湧かないというか、ただ単に格好良いだけだとちょっと違うなぁと思ったし、見せないで読者に任せた方がいいのかなって。



2008/10/14

「モダンタイムス」 10/16発売

講談社の週刊「モーニング」で連載されていた伊坂さんの「モダンタイムス」が¥1,785 の通常版と、漫画家の花沢健吾さんが連載時に描かれていた全挿絵が収録された特別版 ¥2,835 の2パターンで発売されます。

2008/10/02

QuickJapan vol.80

QuickJapan vol.80
10/14発売の QuickJapan vol.80 に「モダンタイムス」刊行記念として伊坂さんと、挿絵を描かれていた漫画家の花沢健吾さんとの対談が掲載されるようです。

2008/10/01

読売新聞 2008/9/30

9/30 の読売新聞に新聞連載「SOSの猿」についてのインタビューが掲載されています。


読売新聞 2008/9/30

伊坂幸太郎さん 本誌連載小説 「SOSの猿」



2008/09/26

新聞連載「SOSの猿」

10/3から読売新聞夕刊で伊坂さんの「SOSの猿」という連載が始まるようです!
困った人を救う「私の話」と、西遊記を取り込んだ「猿の話」が不思議で切ない世界に誘います。とのこと。挿絵、題字は高木桜子さん。

読売新聞 夕刊 2008/9/25

「SOSの猿」 作者の言葉




「子供からのSOSを見逃すな」という言葉を記事で目にしたことがあります。とくだん新鮮とも思えない言葉がその時は妙に気になり、辞書で、「SOS」を引いてみたのですが、すると、「俗に Save Our Ship(Souls)の略」とあり、はっとしました。「わたしたちの船(魂)を救って!」という響きに、迫力を感じたからです。以降、頭にずっとその言葉が残っていて、今回、その「SOS」を柱に、お話を書くことになりました。楽しんでもらえれば幸いです。



2008/09/18

IN・POCKET 2008/9

IN・POCKET 2008/9
講談社文庫の IN・POCKET 2008/9 に伊坂さんのロングインタビューが掲載されています。【あすかさんに教えていただきました。ありがとうございます。】

2008/09/16

IN・POCKET 2008/9

特集:伊坂 幸太郎 ロングインタビュー






IN・POCKET2008/9


  • 文庫本 ¥ 200




『モダンタイムス』がコミック誌での連載ということに対して意識したということ


漫画は好きだけど小説は読まないという読者にも、僕の小説を読んでもらいたいという気持ちが強かったからなんだと思います。


展開も急に怖い人が出てきたり、いきなり小指切られちゃったりとか、兎人間が出てきたりして。


最近になって「自分はサービス精神があるんだな」ということに気づいてきたんです(笑)。伏線を回収するというのも、自分が好きというよりも、読者に喜んでもらいたいからなんですよね。僕が好みの小説は、伏線を回収していないものもたくさんあるんです。急に怖いことが起こらなくてもいいんですけど、どうせ読むならこういうことがあったほうが、楽しんで読んでもらえるんじゃないかな、と。漫画にも、そういうところがあると思うんです。『モダンタイムス』も同じで、「ツカミとヒキ」といいましたが、一話読んだだけでも、途中から読んでも、面白いようにしたかったんですよね。結果的に、「モーニング」の中でも僕の小説は、他の漫画より漫画っぽい気がしたくらいです(笑)。今回は、読んでもらいたいという気持ちで始めていますから、さらにサービス精神が出たんだと思いますね。


2008/09/12

コミック「グラスホッパー」(1)巻発売

角川書店のコミックチャージで連載中の伊坂さん原作、井田ヒロトさん画のコミック「グラスホッパー」(1)巻が10/4に発売になります。

2008/09/08

別冊カドカワ 総力特集 斉藤和義

別冊カドカワ 総力特集 斉藤和義
8/6発売の「別冊カドカワ 総力特集 斉藤和義」に伊坂さんがエッセイを寄せていらっしゃいます。

2008/09/02

映画「フィッシュストーリー」予告篇

映画「フィッシュストーリー」の公式サイトが更新されています。音楽プロデュースは斉藤和義さん。予告篇もUPされています。

2008/08/18

文庫版「魔王」

「魔王」の文庫版が講談社文庫より9/12発売予定です。価格は¥650。

2008/08/11

CREA 2008/9

CREA 2008/9
伊坂さんが30の質問に直筆で答えていらっしゃいます。【junさんに教えていただきました。ありがとうございます。】

LOVE書店! 第8号

「伊坂幸太郎とかき氷を食べよう!」という特集が掲載されています。【まいさんに教えていただきました。ありがとうございます。】


2008/08/01

LOVE書店! 第8号

伊坂幸太郎とかき氷を食べよう!



"ゴールデンスランバーかき氷"の秘密レシピが掲載されています。


2008/07/22

コミック「魔王 JUVENILE REMIX」(5)巻発売

魔王(5)
週刊少年サンデーで連載されている伊坂さん原作、大須賀めぐみさん画のコミック「魔王JUVENILE
REMIX」の(5)巻が8/11発売になります。【しょうさんに教えていただきました。ありがとうございます。】

2008/06/27

yom yom 2008/7 vol.7

yom yom 2008/7 vol.7
伊坂さんの「僕を作った五人の作家、十冊の本」というエッセイが掲載されています。

「砂漠」完全版 2008/8/1 発売

「砂漠」完全版
「砂漠」がB6判変型サイズ完全版として8/1に発売になります。価格は¥980。

2008/06/20

映画「Sweet Rain 死神の精度」 DVD 8/27 発売

映画「Sweet Rain 死神の精度」のDVDが8/27に発売・レンタル開始になります。


小説新潮 2008/7

小説新潮 2008/7
山本周五郎賞受賞第一作短編「検問」とロングインタビューが掲載されています。

2008/06/11

CREA 2008/7

CREA 2008/7
��VD小説「実験4号」についての伊坂さんのインタビューが掲載されています。

2008/06/07

CREA 2008/7

耽溺ブックガイド 伊坂幸太郎×山下敦弘「実験4号」



CREA 2008/7



「バンド内の人間関係に興味がある気がします。全員が才能に恵まれてはいないかもしれないし、ぶつかり合いがあると思う。友人同士よりは、夫婦にも近い感じがあるし、『売れない』となるとただの『仲良し』ではいられない気がしますよね。もともと、『男の友情』を描いた作品が好きですが、その『大変だったり、楽しかったりする友情』が描けるのが好きなのかも



2008/06/03

SIGHT 2008/7

SIGHT 2008/7
伊坂さんのインタビューが掲載されています。【犬バスさんに教えていただきました。ありがとうございます。】

「グラスホッパー」漫画化

角川書店のコミックチャージで「グラスホッパー」が6号連続連載されています。(2008/05/07
No.10~)漫画:井田ヒロトさん。毎月第1・第3火曜日発売。【陽気なギャグさんに教えていただきました。ありがとうございました!】


2008/05/31

SIGHT 2008 SUMMER vol.36

SIGHT 作家インタヴュー 伊坂幸太郎




SIGHT 2008 SUMMER vol.36


僕が書くものは・・・・・最近は特に、幸福感があるほうがいいなあって思うんですよ。「世の中ってこんなにひどいんだよ」とか、「人ってこんなに愚かなんだよ」っていうのって、「それは言われなくてもみんなわかってるよ、生きてれば」っていう感じがしちゃってるんですよ。だから、どうせ作り話なんだから、幸福感があって、あざとくない。なんか笑える感じで。『ゴールデンスランバー』もそうなんですけど、ぎりぎり幸福感を作ろう、ひどい話だけど。っていうのは、この1、2年、すごく強く思うんですよね。どうせ作るなら、幸福感の錯覚を作りたいっていう。論理的に考えると全然ハッピーじゃないんだけど・・・・・これはまさに音楽とか映画への憧れなんですけど、どんなにつらい歌詞を歌ってても、音楽がかっこよければ、なんかいい幸福感に満ちているじゃないですか。映画も、すごい悲惨でも、かっこいい音楽で終わっていけば「ああ、ハッピーエンドだったかな?」って錯覚するんですよ。それが一番届くかなっていう気がするんですよ。


2008/05/15

「ゴールデンスランバー」山本周五郎賞受賞!

「ゴールデンスランバー」が第21回 山本周五郎賞を受賞しました!伊坂さんおめでとうございます!


2008/05/13

コミック「魔王 JUVENILE REMIX」(4)巻発売

コミック「魔王」(4)
週刊少年サンデーで連載されている伊坂さん原作、大須賀めぐみさん画のコミック「魔王JUVENILE
REMIX」(4)巻が5/16に発売されます。【すくうぇあさん、ロキさんに教えていただきました。ありがとうございます!】

日経エンタテインメント! 2008/6

本屋大賞受賞についてのインタビューが少しだけ掲載されています。

2008/04/30

小説すばる 2008/3・キネマ旬報 2008/4月上旬号 No.1504

Nonfiction ページに 小説すばる 2008/3号、キネマ旬報 2008/4月上旬号のインタビューを追加しました。

2008/04/25

後藤を待ちながら




DVDブック「実験4号」



  • 2008/4/25

  • 講談社

  • DVDブック

  • ¥2,625



舞台は今から100年後、温暖化のため火星移住計画の進んだ地球―。火星へ消えたギタリストの帰りを待つバンドメンバーの絆の物語(伊坂幸太郎『後藤を待ちながら』)と、火星へ旅立つ親友を見送る小学生たちの最後の2日間(山下敦弘『It's a small world』)が、いま爽やかに交錯する。熱狂的人気を誇る二人が場所やキャラクターをリンクさせた奇跡のコラボレーション作品集。Theピーズの名曲『実験4号』に捧げる、青春と友情と感動の物語。


Theピーズの「実験4号」をモチーフにした伊坂さんの小説「後藤を待ちながら」と山下敦弘監督の短編映画「it's a small world」がセットになったDVDブック。



2008/04/23

オール讀物 2008/3

Nonfiction ページに オール讀物 2008/3号のインタビューを追加しました。

2008/04/22

第21回 山本周五郎賞

伊坂さんの「ゴールデンスランバー」 が候補に選ばれています!
【その他候補作品】

「果断 隠蔽捜査2」 今野敏
「ブラックペアン1988」
海堂尊
「月芝居」 北重人
「ラットマン」 道尾秀介


2008/04/16

週刊文春 2008/3/13

Nonfiction ページに 週刊文春 208/3/13号のインタビューを追加しました。

2008/04/15

SPA! 2008/4/15

��VD小説「実験4号」についての伊坂さんと山下敦弘監督との対談が掲載されています。

KING 2008/5 No.20

��VD小説「実験4号」についての伊坂さんと山下敦弘監督との対談が掲載されています。

2008/04/13

KING 2008/5 No.20

Professional long interview 山下敦弘×伊坂幸太郎



KING 2008/5 No.20


こだわり抜く山下監督と、一緒に仕事をする人との関係性を大事にする伊坂さん。全然違う仕事に対するスタンスについて



伊坂 「僕は人とすごく合わせられるんです。結構譲れるんですよ。たまたま浦沢直樹さんの対談を読んでいたら、「9割5分まで商業主義に譲っても、5分の魂があれば日和った作品とはならない」って仰ってて、僕もその考え方にかなり近いんです。「あ、それ止めます」とか、ある程度までは譲れて。でも、絶対譲れない部分もあるんですね。ただ、他の人と比べたらすごくちっちゃいとは思うんですけど。」


山下 「でも、そこが譲れなかったら成立しませんよね?」


伊坂 「成立しないと思うんですよ。ただ、その譲れない部分が何かというとわからないんですけど。逆に、9割5分譲っても、僕らしさが出せると信じたい気持ちも強いんです。僕は、仕事って信念と義理しかないと思ってるんですね。仕事を選ぶ時も、信念を持っている人か、お世話になった人と恩返しの気持ちで仕事をするか、どちらかだと思っていて。信念のある人が報われるほうが、やっぱりハッピーだと思うので、そういう企画は好きですよね。」


2008/04/11

Nonfictionページ更新

Nonfiction ページに【河北新報 夕刊 2007/5/7・8】、【EYESCREAM 2007/8】、【本とも 2008/4 No.9】、【ROCKIN'ON JAPAN 2008/4 vol.331】のインタビューを追加しました。

2008/04/10

首折り男の周辺



「Story Seller」



  • 2008/4/10

  • 新潮社

  • 雑誌

  • ¥780



「Story Seller」文庫本



  • 2009/1/28

  • 新潮文庫

  • 文庫本

  • ¥860




伊坂幸太郎、近藤史恵、有川浩、佐藤友哉、本多孝好、道尾秀介、米澤穂信という、現代日本で活躍する、7人のストーリーテラーの最新作を一挙掲載。


2008/04/08

SPA! 2008/4/15

エッジな人々 伊坂幸太郎×山下敦弘




伊坂 「今回の山下さんの映画って「空気感」ですよね。事件は何も起きない。僕は脚本を読んだあとで小説を書いたんですが、最初、その空気感に引きずられちゃったんですよ。僕の本って伏線らしきものがあって、ちょっとした驚きがラストにあるというのを求めてる人が多いみたいなんですけど、最初に書いたやつはそういうのがまったくないんです。空気感を楽しめばいいいや、と思って。でも、完成した山下さんの映画を観て、映画だから空気感だけでもいいんだな、と思い直して。小説は理屈だよなぁと前から思っていたし、だったら未来社会の背景なんかは、僕のほうで説明すればいいやと。」


山下 「それにはすごく助けられたし、そういう関係で作ろうというのがありましたよね。」


伊坂 「映画だけ観て意味がわからないと言われても、説明は僕の小説でやっているわけだから。」


山下 「いや、本当にそういう感じ。実は、映画でドラマっぽいものを撮るのをやめたのも、単体だけで意味が出るものにはしたくないなぁという気持ちがあったからなんです。今回も、小説と映画とピーズの音楽がちゃんと交ざってひとつの作品になる、そんな感じにしたかった。」



祝!「ゴールデンスランバー」本屋大賞受賞!

「ゴールデンスランバー」が2008年の本屋大賞に輝きました!伊坂さん本当におめでとうございます!


文藝 2008/5 夏号

作家ファイル 1998~2008



文藝 2008/5 夏号



最初、または最後の一行目を書くときの気持ちは?


「最初の一行目を書く時は、海に潜るために息を止める気分です。潜りたくないなあ、といつも思います。」


2008/03/27

仙台デザインマイバックキャンペーン

仙台アーティスティックデザインマイバックキャンペーンの伊坂さんのマイバックが発表になっています。「オー!ファーザー」の掲載原稿がデザインされています。


2008/03/26

rockin' on JAPAN 2008/4

��VD小説「実験4号」についての伊坂さんと山下敦弘監督との対談が掲載されています。【にぼしさんに教えていただきました。】

「Story Seller」小説新潮5月号別冊

伊坂さんの書き下ろしの新作が掲載されるようです。【708さん、めそさんに教えていただきました。】

2008/03/22

Sweet Rain 死神の精度


CAST

千葉:金城 武/藤木 一恵:小西 真奈美/藤田 敏之:光石 研/阿久津 伸二:石田 卓也/青山:村上 淳/竹子:奥田 恵梨華/大町 健太郎:吹越 満/かずえ:富司 純子

STAFF

監督・脚本:筧 昌也




Sweet Rain 死神の精度

2008/3/22 公開

2008/03/21

キネマ旬報 2008/4月上旬号 No.1504

映画「Sweet Rain 死神の精度」についての伊坂さんのインタビューが掲載されています。

2008/03/20

ROCKIN'ON JAPAN 2008/4 vol.331

この人に訊く! 伊坂幸太郎(作家)・山下敦弘(映画監督)



「ROCKIN'ON JAPAN」2008/4 vol.331


「たぶんそれを知りたくて『ロックンロールとは?』っていうのを書いたんですけど、結局わかんないんですよね。でもさっき言った『何で俺だけ圏外なんだよ』っていう気持ちはなんとなく根底にあるような気がしていて。あと僕はパンクロックが好きだったので―何かに立ち向かうことって、幼児性だと思うんですよね。『世の中をぶっ飛ばせ!』って、大人からすると『いろいろ社会のしくみがあってね』みたいになるし、とりあえず何か言っちゃうってのは幼稚な部分があるけど、幼稚でいいじゃないかって」


自分が小説を書く時にやっぱりそういう部分はでるのか。


「論理的なことよりも、そういうものを優先して書きたくなっちゃいますね。社会のしくみはこうだよ、でもこう思ってるじゃないかって。フィクションなんだからいいじゃんって」


キネマ旬報 2008/4月上旬号 No.1504

FRONT INTERVIEW No.152 KOHTARO ISAKA



「キネマ旬報」2008/4月上旬号 No.1504


映画化について



「こういう展開や場面になったんだとか、この人が演じているのかと、作られた作品に対する興味のほうが強いので、原作者として"自分の作品が壊される"といったストレスはあまり感じたことはありません。部分的には各作品思うところはありますけれど、それは僕の映画の趣味の問題だと思うんです。例えば『アヒルと鴨のコインロッカー』の場合は、僕の趣味に近い映画だった。中村義洋監督も会ってしゃべってみると世代が近いし、好きな映画も似ていましたから。またあの作品は、バジェットがあまり大きくなかったことが良かったと思います。バジェットが大きくなると、いろんな人に映画を伝えたいから原作を変えざるを得ない部分が出てきますしね。ただ僕の趣味に合わせれば、映画を作る皆が幸せになるかと言えば、そうではないでしょうし。僕自身が映画は好きですから、いい作品になってくれればいいといつも願っているんですけれど」


2008/03/19

残り全部バケーション



「Re-born はじまりの一歩」単行本



  • 2008/3/19

  • 実業之日本社

  • 単行本

  • ¥1,470



「Re-born はじまりの一歩」文庫本



  • 2010/12/1

  • 実業之日本社文庫

  • 文庫本

  • ¥650




父の浮気から両親が離婚、娘は高校の寮に入る――今日は家族解散の日。
最後だから、と秘密の暴露を始めた三人は父の携帯に届いたメールに誘われ、
見ず知らずの若い男とドライブに出かける


2008/03/17

DVD小説「実験4号」4/10発売予定

講談社のDVD小説「実験4号」のサイトで伊坂さんのメッセージが掲載されています。


2008/03/12

映画「重力ピエロ」撮影開始

映画「重力ピエロ」が4月~仙台で撮影されるようです。せんだい・宮城フィルムコミッションにてエキストラボランティアの募集も開始されています。


2008/03/10

本とも 2008/4 No.9

特集 伊坂幸太郎 「あるキング」を語る



『あるキング』はどういう発想から生まれたのか



「まずひとつは、スティーヴン・ミルハウザーやジョン・アーヴィングといった作家がよく書いている、異常な人の人生をたどる小説が、ぼく、すごく好きなんですよ。たとえば、機械仕掛けのオモチャをつくる異常な天才の一生とか・・・・・・。
あと「こういうタイプの作品って、いま本屋さんにないから読みたいな」というところからつくることが結構あるんです。『ゴールデンスランバー』のときも、ああいう冒険小説みたいなのが最近あまりないなと思って。それと同じような発想で・・・・・・。日本の作家でこういう、人の半生を書く小説って最近あまりない。しかも異常な人、変なインテリみたいな人物を書きたいというのは、ずうっと思ってたんですよ。海外だとそういうテーマでわりと思いつくんですけど、日本ならではの分野ってないかなっていろいろ考えていくと、野球って意外に日本っぽい文化じゃないかと。大リーグと日本の野球の違いがあって、甲子園もあるし。なので、野球選手の半生というのを書こうと。タイトルに「ある」って付くのは、ダルデンヌ兄弟監督の「ある子供」という映画があるんです。それを真似て「あるキング」。キング、王様。すごくいいなというのがまずタイトルとしてあったんです。結局、ホームランキングになる男の話なんですけど、それは特に野球小説を書きたいんじゃなくて、伝記を書きたくて野球を使うみたいな感じなんです。」


2008/03/07

アンソロジー「Re-born はじまりの一歩」3/19発売予定

Re-born はじまりの一歩
伊坂さんの書き下ろし小説「残り全部バケーション」が収録されています。3/19発売予定。

週刊文春 2008/3/13

伊坂さんと金城武さんの映画「Sweet Rain 死神の精度」についての対談が掲載されています。

2008/03/06

週刊文春 2008/3/13

映画「Sweet Rain 死神の精度」公開記念対談 金城武 VS 伊坂幸太郎





伊坂 「僕が描いた死神はクールですよね。人間に同情しない。でもそれでいいかなあ、と思ったんですよね。死ぬことは負けではないんじゃないかな、と思って。」



金城 「だから伊坂さんの死神の判定はほとんど全部、死ぬことが「可」なんですね。」



伊坂 「そうそう、それはそうしないと。助けることがハッピーになるというのが根底にあってはいけないので。現実に死んでしまう人はたくさんいるのに、死んだことはダメなことで、負けになっちゃうんだよ、というのは、やっぱりつらいじゃないですか。僕は全部判定が「可」で、死ぬとしても、でもその人のそれまでの生活は良かったかもしれない、というのをやりたかったんです。僕は自分の本のなかで「人間は死を棚上げにしている」という言葉を使っているんですが―。」



金城 「死を棚上げに―?」



伊坂 「人はいつか確実に死ぬのは決まっているけれど、じたばたしてないじゃないですか。明日死ぬかもしれないのに、それはどっかで忘れようとしている。というより、忘れているんですね。もし、僕が死ぬということを完全に理解していたら、僕は仕事をしないで、奥さんと子供とずっと一緒に暮らしているような気もするんですよ。でもそうしてないのは、どっかで明日は死なないだろうと高をくくっているんだと思うんです。どうにか折り合いをつけて生きているんだろうな、と。」



金城 「僕は、明日死ぬかもしれないという気持ちで生きていなさい、と言われたことがあります。いつ死んでも大丈夫なように生きる姿勢が大切だと。」



2008/03/04

本とも 2008/4

新連載「あるキング」についてのインタビューが掲載されています。

2008/02/25

オール讀物 2008/3

"ブックトーク"に伊坂さんのインタビューが掲載されています。

2008/02/22

オール讀物 2008/3

ブックトーク 『ゴールデンスランバー』


「オール讀物」2008/3号



「逃亡劇って最初はワクワクするんですが、後半になるにつれて、きっと真犯人を探すんだろうなって、展開が読めてしまうのがつまらない。だからこそ序盤で"この小説の主題は犯人探しではありません"と宣言したんです。ケネディ暗殺をモチーフにしたのも、未だに真相が明らかになっていないということを分かりやすく伝えるためです」


2008/02/18

DVDブック「実験4号」

Theピーズの「実験4号」をモチーフにした山下敦弘監督とのコラボレーション作品のDVDブック「実験4号」が3/19に講談社より発売予定。¥2,625

小説すばる 2008/3

小説、映像、漫画のお気に入りの作品について、クロスメディアについてのロングインタビューが掲載されています。【麻さんに教えていただきました。ありがとうございます。】

2008/02/17

小説すばる 2008/3

クロスメディア総力特集 伊坂幸太郎 ロングインタビュー



小説すばる 2008/3


映画、漫画、小説、そのメディアならではの表現方法と感じる部分について




「グエムル」


【映画篇】


『グエムル』について



「ウォークマンを聴いている女の子がいて、そこだけ静かな音楽が流れているんですけど、後ろから怪物がガーンて来るとか、あれはもう、ほかの媒体だとうまく表現できない。ソン・ガンホが娘を連れて逃げようとしたら別人だったというシーンとか、小説でも、まあ、娘ではなかった、って書けるんですが、あんまり興奮はしないですよね。説明はできるけど。」



「スラムダンク」31巻


【漫画篇】



『スラムダンク』は、僕がいろいろ言うことでもないんですけど、試合中、会話が一切消える有名なシーンがあります。漫画だからできる、というと、やっぱりあれを思い出したんですよね。あのシーンは当然、映像で音なしでやってもいいし、できると思うんですけど、この人はこの瞬間にこういう顔をしていたんだ、こういうプレーをしていたんだというのは、絵が止まっているから、より何かこっち側に伝わってくるような気がします。」



「ぬかるんでから」


【小説篇】



佐藤哲也さんの『ぬかるんでから』は、僕が解説を書いたので、説明しやすいです(笑)。これは解説に書いたままなんですけど、例えば、「約束した」じゃなくて「確約した」という言葉を選ぶだけで何かおかしい感じがしますよね。「妻に約束して」というよりも、「妻に確約して」というほうが何か不思議なニュアンスが出てくる。言葉を選ぶということで、何かユーモアや不思議な感じが出たりするというのは、やっぱり小説ならではだなと僕は思うんですよね。