新進作家アンケート 私がミステリーを書く理由
③ご自身にとって「小説を書く」こととは?
『ゼロから物語を作り出す喜びでしょうか。デビューするきっかけとなった新人賞をいただいた時に、奥泉光さんが「小説は何でもできるんだよ!」と目を輝かせていたのを最近よく思い出します。おかげで「何でもできるのかも......」と思い始めちゃってます。』
新進作家アンケート 私がミステリーを書く理由
③ご自身にとって「小説を書く」こととは?
『ゼロから物語を作り出す喜びでしょうか。デビューするきっかけとなった新人賞をいただいた時に、奥泉光さんが「小説は何でもできるんだよ!」と目を輝かせていたのを最近よく思い出します。おかげで「何でもできるのかも......」と思い始めちゃってます。』
泥棒を生業とする男は新たなカモを物色する。父に自殺された青年は神に憧れる。女性カウンセラーは不倫相手との再婚を企む。職を失い家族に見捨てられた男は野良犬を拾う。幕間には歩くバラバラ死体登場――。並走する四つの物語、交錯する十以上の人生、その果てに待つ意外な未来。不思議な人物、機知に富む会話、先の読めない展開。巧緻な騙し絵のごとき現代の寓話の幕が、今あがる。