現代ライブラリー 書いたのは私です 『死神の精度』
『僕には、湿っぽい話や泣ける話に対する抵抗があって、意識的にそうならないようにしようとは、毎回思っています。泣ける話と面白い話は別なのに、そんなにみんな泣きたいのかなと。僕の書いているのは、ごく普通の比較的まじめな話が多くて、それを湿っぽく深刻に伝えても、読者に届かないんじゃないかという恐怖心があります。だから、カラッとしたユーモアやふざけた感じで包んで伝えたい、ということはすごく考えています。』