2010/01/17

週刊現代 2010/1/23

インタビュー 書いたのは私です 「SOSの猿」




漫画に比べると小説のほうが、読後の余韻があとを引くというか、ジワジワ染みこんでくるものだとは思います。僕にとって小説を読む行為は、内面に色をつけていくようなイメージなんです。それくらいの効果でしかないかもしれないし、逆にそんなすごい効果があるとも言える。僕としては、「読んで面白かった、おしまい」じゃなくて、エンターテインメントなんだけど、読んでくれた人の内面に何かしら色がつくような小説にしたいと、常々思っています。