特別料理 思い出に残る、手造りの一品 menu 1
技術も知識もレパートリーもない伊坂さんがグラタンを作ったエピソード。
front interview 伊坂幸太郎
『うちの父親がよく言っていた言葉で、「作品を作る人というのは、全部吐き出さなければ次の新しい物は生まれてこない」というのがあるんですが、これはまったくその通りだと思ってるんです。全部出し切った上で次のネタが出てこなければ、所詮はそれまでということですからね。』
原作 「終末のフール」 小説家 伊坂幸太郎インタビュー
『僕は自分の小説を漫画化することにあまり興味がないほうなんですよ。でも編集者さんから、漫画版 「終末のフール」 第一話のネームを見せていただいた際、「この感覚で描かれる、この世界を観たいな」と強く思ったんです。』
本よみうり堂 HONライン倶楽部 伊坂幸太郎の巻
『ある先輩作家さんが、「たぶんね、小説というのは、どこかで悲しみに暮れている誰かに、寄り添うような、そういうものなんだよ」と言ってくれた。
��中略-
等身大の話かな、と読み進めていたら、いつの間にか、現実が溶けた妙な場所に到着していて、これは等身大どころか見たことのない場所だぞ、とにやにやしてしまうようなものが、
寄り添ってくれる小説ではないかな、と僕は思う。そして読んだ人が、本を閉じた後、「あんな景色を見てきたんだから、大丈夫」と根拠のない自信をお腹に抱えて、(それは、ロックンロールを聴いた時と似ているのかもしれないけれど)、「とりあえず、やりますか」と、気が進まない学校に向かったり、放り投げたい仕事に取り掛かる。そういう力のある小説が読みたくて、だから、自分も書ければいいな、と思う。』
私の青春文学、この一冊
『この文庫本の序盤に、「ともかく僕のそのときまでの二十年の生涯に、なにひとつ特別の出来事がおこらなかったということがいわば僕の個性だった」という文章があった。それを読んだ瞬間、ああ、僕もそうだ、僕も特別なことなんてなかった、と共感とも悲しみともつかない気持に襲われた。』