2007/06/20

Cut 2007/7 No.215

瑛太×伊坂幸太郎×中村義洋



Cut 2007/7 NO.215


脚本について



「他の作品とかでは僕の本を映像にする時に、いろいろ足されることが多いんですよね。でも中村さんが出してきたのは、僕のをまずシンプルに再現しつつ、ちょっと引いて、一番大事なものが残ってる感じがして。で、あちこちで言ってますけど、映画のモノローグが僕はすごい苦手なんですよ。説明っぽいし、それは小説的な技巧の気がしちゃって。それで僕の小説は、自分がすごく気に入ってるモノローグで終わるんですけど、映画化する時に、絶対それ最後モノローグでぶつけてくるだろうなと思って。その時に、『これを外して下さい』って言うのヤだなあってずーっと思ってたら、最初っからそれがなかったんで。あ、この脚本書いた人すごいと思って。ただ、トリックの部分は最初、脚本読んでもよくわかんなくて(笑)。どうなってんのかなって、難しくって(笑)」