2006/05/11

ぴあ 2006/5/18

話題の本 「地球の滅亡を3年先に迎える人々の物語」




『以前、作家の伊集院静さんと会ったとき 「小説は、哀しみを抱えている人に寄り添うものなんだ」 と言われていました。その意味が最近になってすごくよくわかってきて。小説って本来、何十万部目指せ!とか映像化を狙え!と、マスに向かうものじゃないと思う。癒しがたい傷を抱えた人のすぐ側に、そっと置かれていればいい。うまく言えないけど、この作品はそういう、人に寄り添える小説になったように思います』