2005/07/04

この文庫がすごい!2005

宝島社




この文庫がすごい



俊英が語る、自作文庫化への想い

「オーデュボン」は文庫化に際して、百五十枚も削ったことについて



『そもそも僕自身、本は携帯するものという意識があるので、分厚くするのは気が進まなくて。それに、冒険小説などならともかく、僕が書く作品というのは、それほど長い分量が必要なものではないと思っているんですよ。長くなるのはむしろ書き手の怠慢だと思っているほどで。「オーデュボン」はとくにムダに長かったので、絶対もっと削れるはずだと思っていました。』